ホームシックと親と子の関係
日本からのNZ姉妹校訪問が終わると、9月からはNZからの日本訪問が始まっています。
姉妹校として日本を訪れているNZの学校(公立のインターメディエットスクールー11-13才が学ぶ)は全ての生徒にノートパソコンを持参、もしくは貸し出して、授業を行っています。
ここ数年はタブレットやスマホを持参する生徒がほとんどとなっていて、日本からNZ訪問の小学生も、その多くがカメラ代わり、辞書代わりに持参するようになっています。
特に、日本側もNZからの訪問者がスマホ・タブレットで現地の親との連絡を取り合っているのを目の当たりにすれば、同じ親として連絡の制限はされたくない、というのが心情だと思います。
"ホームシック"全般を見てみると、"親離れ・子離れ"の様子が垣間見えます。
1)親子とも頻繁に連絡を取り合うーその結果、子供のことを心配して引率者に連絡し、現地のホームステイ先に確認し、何ともないことに安堵する親
2)子供は良かったことしか連絡をしない。例えば、小さな不安やちょっとした不具合は親に報告したくないー親は心配しながらも、見守るよりほかない。
3)親は頻繁に連絡ー子供は無視。親は心配し、引率者に様子を確認。
4)親も子供も全く連絡を取り合わないーステイ先が心配し連絡を取ってやろうとする。
いずれも、日本側・NZ側両方で実際に起こったことです。
文化の違いとは言え親子の関係、子供を思う親の気持ちは、いずれも変わりありません。